小説を書いているのですが、いつも間延びしたような話になってしまいます。
       
物語を進めるうえで必要の無い場面を書いてはいませんか? 
例えば主人公が人と出会う度に挨拶を交わしているとか。
極端な例をあげれば、恋人と待ち合わせている場面で「待った?」「いや」「どこへ行く?」「じゃ、そこの喫茶店に」。そして喫茶店の場面に移り、店員の「いらっしゃいませ」の言葉から始まる。これでは原稿用紙が何枚あっても足りません。
物語の中でその場面が必要か不必要かは、書いている最中にはなかなか気付かないものです。できれば一晩置いてから作品を読み直し、 不必要な場面は思い切って削るくらいの覚悟が必要です。
       

   
エッセイを書いて友人に見せたところ「自己主張が強すぎて、独りよがりになっている」と言われました。エッセイというのは自分の主観で書くものだから、独りよがりでもいいと思うのですが。
       
エッセイは他人に読んでもらうことを前提にしています。 そこが日記との違いでもあります。
他人に読んでもらう以上、作者が自分の主張を書き連ねただけでは読者は飽きてしまいます。主観はもちろん大切ですが、ものごとを様々な視点から眺めてみる客観性も必要です。そしてその視点の中から作者が何を見つけだすか、どんなことに面白さを感じるかが、読者を引きつけるポイントになるのではないでしょうか。
       

       
旅行記を書いています。海外旅行なので、国内での準備の場面から書いたのですが、日記のような文章になってしまいました。海外で自分が体験した感動や驚きを上手く伝えるにはどうしたらいいのでしょうか。
       
旅行記で一番多いのが”時間経過どおりに”書かれたものです。
ここはひとつ、自分が一番感動した場面から書いてみたらいかがでしょうか。例えば、ガンジス川で見た夕陽の美しさを最初に持ってきて、その後で、旅行に行くことになったきっかけや旅立つ時の回想に戻るなど。その方が作者の色が出て、メリハリのあるものになります。
”旅行記だから時間通りに書く”という固定観念を外すと、旅行記はとても面白い読み物になります。
       

       
自分史を書いているのですが、文字通り自分にしか分からないものになってしまいました。
       
自分史を「自分だけの歴史」と考え、自分の体験だけを書いていくと、必ずこのような壁に突き当たります。
それを防ぐ為にも、自分史を書き始める前に年表を用意し、それを参考にしながら原稿を書き進めるとよいでしょう。
自分史を書くうえで大切なことは、その時その時の時代背景を書き込むことです。
「自分が○歳の時、社会ではこんな出来事があり、自分の身の回りではこんな事があった」「そんな時代だからこそ、自分はこのように考えた」という具合に。
社会情勢や事件、時代背景を書き込むことによって、単なる個人史に留まらず、貴重な資料となり、充実した自分史となります。
       


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